第13回フェローズウィルボランティアツアー その1(福島視察)

4月10日東京駅を出発、今回は現地集合解散の方が多くいらっしゃる為、ワンボックス車での往路となりました。定刻に出発し常磐道を北上し、広野町出口で下車国道6号線を走るルートです。

Jビレッジ脇を通過し海へ向かいます。3

津波で打ち抜かれたままの民家がそのまま残っています、周辺道路には立て看板(獣と衝突)4-2 恐らく牛・馬・豚達家畜だと思われます。6号線を右折し富岡駅に向かいます。道々には無人の商店街、駅舎はなくなり、周辺には流された車が横倒しのまま放置されています。2413-7

宮城・岩手被災地とは全く違う時間と光景を目の当たりにし、人の愚かさを感じます。今、福島原発の廃炉に向けた作業が続いていますが、それには50年の歳月が必要そして除染によってでた残土の最終処理への道のりは殆どが決まっていません。今、全国で40年を経過した原発の廃炉が計画されています、どこかの国はその処理過程ででる放射性廃棄物の処理方法をやっと考え出したばなりなのです・・・・。

浪江町に昨年できたコンビニに立ち寄り、休憩を取りました。なにもないこの土地に人の営みがまた始まります。13-5激励のメッセージが数多くよせられていました。

除染作業が多くの場所で行われています、広大な土地・山を人の手で地道に行うこの作業果たして何年必要なのか、作業にあたる方々本当にありがとうございます。-14

ここに作業員の方からのメッセージを挙げます。

「私たちは六次下請けです、毎日元請の方から罵声を浴びせられ生きる為に作業を行っています。私の日当は8,000から10,000円ですが、東電から支払われる人工/日は一日100,000円と聞いています、一次から、五次下請けまでの間に十分の一になってしまうのです。これは税金で賄われており、除染作業に従事する方々の数は6,000人/日とも言われています」・・・・これが全てとは言えないまでも除染作業の実態なのです。

続く