二日目。

気持ちの良い朝を迎え、朝食をとり、

いざVCへ向かいます。

 

到着早々ボランティア・センター長から

「その恰好暑くねーが」の一言。

確かに暑くなりそうな一日の始りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も昨日と同じ「竹川原」での作業。

泥を被った家屋の土台、基礎を掘り出し、

近くに散乱している瓦礫を分別しながら回収撤去していきます。

 

「なんで重機を入れて撤去しないの?」

と言う質問を受ける事があります。

 

瓦礫・・・

それはお住まいになっていた方々の

歴史であり、夢であり、将来だったものです。

 

瓦礫撤去の作業をしていると、そんな遺物が沢山出てきます。

それをご本人若しくは、その縁者にお渡しする・・・大事な事です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※画像はこれまでの作業の中で発見したものの一部です。

 

瓦礫には色んなものが混在しています・・・・・

石(大きな岩石も)

コンクリート

外壁

ガラス

陶器

木材

衣類

ビニール

鉄(鉄筋や機器類も)

プラスティック等々

そして雑草・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

重機で一括撤去した場合、

その後の分別作業が発生し、遅々として瓦礫はなくなりません。

又、再生される資源・焼却されるもの・回収できるもの等

複雑な分別が必要なのです。

だからこそ沢山の人の手による

瓦礫撤去・泥出し作業が必要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

汗をかき、水分や塩分を補給しながら一日の作業を終えました。

ボランティア・センターの方々から一言。

 「おかげで綺麗になりました」

その一言で一日の疲れが癒されます。

そして

「三陸ワカメ買ってけろ」

「またここに来てけろよ」

お疲れ様でした・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

宿への帰り道、

伊里前商店街に立ち寄り、買い物をし、

高台にある小学校へ向かいました。

下からではなく、上から見る津波の高さは想像とはまた違うものです。

・・・言い忘れましたが、

1メートル地盤沈下しているという事は、

立っている目線より更に1メートル高く津波が来ているという事なんですよ。

 

 

 

 

 

 

 

宿に帰り、

湯船で疲れを取り、

ゆっくり就寝し 

翌朝東京へ向けて出発です。

 

ずっとバスの運転をして下さったKさん、Yさん。

そして、トラベル社のMさん。

お疲れ様でした。

東京までよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

宿泊先「高倉荘」玄関にて集合写真。

 

 

 

 

 

 

またお会いましょう。