南三陸漁業支援&体験ツアー三日目、最終日です、昨晩は別の民宿に素泊まり、ゆっくりめの朝を迎えます

初日は曇り、二日目は晴れ&曇り、三日目は晴れ、本当に今回も恵まれ、感謝です。

朝食を頂き、本日のスケジュールを説明

ウニのすまし汁、この時期三陸のどちらに伺っても、ウニ三昧なのです、ウニは通常ミョウバンで殺菌されたものが市場で販売され、すし屋のネタ等で食されます(一部塩水ウニとして提供されるものもあります)が、どうしてもミョウバン臭さが残ってしまい、本来のウニの旨さが消え、それがウニの味と思っている方々が殆どです。なので此方でウニを食べてみて初めて「こんなに美味しいの」と驚かれる方々も多いのです。

民宿「高倉荘」を09:30に出発、一路気仙沼方面へ進み、BRT階上駅のさきにある旧向洋高校跡&伝承館に向かいます、初日の門脇小学校とともに震災遺構とそれを伝承する施設となっており、一時間半程時間をつくり、ゆっくりと当時の有様を画像や映像で想い感じてもらい、津波被害をそのまま残す旧校内を見て頂きました。

この施設の開館の時、多くの参加者さんを連れ、訪れたとき以来の訪問、それまで周囲になかった大きなグランドゴルフ場ができたり、お子さんの遊戯施設ができたりと変化を感じましたが、その分周りの空気が軽くなったような気がしました。

旧校舎屋上からはグランドゴルフ場が見渡せます、この屋上直下迄津波が押し寄せたとは思えないのどかさが広がります。

震災時津波で流された大型漁船「共徳丸」が打ち上げられた写真の展示もありましたし、有名な「水を運ぶ少年」の写真展示もありました。

ちょっと写真の上が切れてしまいましたが、当時ご家族にもだまって「自分がいまできることは毎日水を運ぶこと」だと、ずっと水を避難所まで運び続けた少年の写真です。

伝承館をでて、お昼とお買い物を兼ね、道の駅「大谷海岸」に到着です、日本一海水浴場に近い駅だった大谷海岸駅は津波でながされ、今はBRT駅が併設された道の駅に変わりました、以前道の駅は海岸脇にありホームの跡も残っていたのですが、今はかさ上げされ、その跡も道の駅もなくなり、道の駅の前面は海水浴場となっています。

大谷海岸で現地集合解散の参加者さん達と別れ(お二人とも後日無事お帰りになりました)、さあ東京に帰ります。

進行左手に福島第一原発をみながら常磐道を南下します。

まもなく、都心にはいります、陽が長くなり19時前でもこの夕日、途中豪雨に見舞われながらの走行でしたが、皆様を無事、東京までお連れすることができました。

今回も怪我もなく、無事に皆様をお連れすることができましたのも、バスの安全運行をして下さったNPO法人ボランティアサポートさいたまの薮下さん、団体行動をとって頂いた参加者さんのお陰だと感謝しています。

いつかまたお会いしましょう、私達はこれからも活動を継続して参ります、次回は9月、10月、12月の予定としておりますので、是非このホームページ更新をご覧いただき、ご参加くだされば幸いです。

下記 参加者さんからのお便りの一部です。

いろいろな経験をさせて頂き、お話も聞かせて頂き、とても貴重な時間でした。

正直、震災遺構は、怖かったし、悲しいでは、表せない気持ちになりました。でも、それに、立ち向かって頑張っている人がいるのだから、何かできることをしていきたいと強く思いましたとても充実した3日間でした。ありがとうございました。また参加させていただきます。  Iさん

帆立原盤作り作業は喜んでもらえたようでやり甲斐がありました。今回の新しい出会い、新しい経験ができたのも企画していただけたおかげだと感謝しています。ありがとうございました! Mさん                    

僕が高校生で参加した時にKさんがおっしゃっていた「忘れずにまた来てくれることが嬉しい」の言葉は忘れられません。
何度も足繁く通うことの大切さといいますか、心の手助けが少しでもできればと思い、わずかながらですが今後も尽力させていただければと思います。 Fさん

帰宅後すぐに現実に戻りましたが、ことある度に思い出しながら娘たちと話しています。
 …と書きながらも色々思い出します。
HPの掲載、楽しみにしています!  Wさん

ツアーに参加させていただき、有難うございました。楽しくもあり学びにもなり、有意義な休日になりました。せっかく養殖したホヤが廃棄されていたとは知らず、ショックを受けました。目黒のサンマ祭りで、サンマだけじゃなくホヤも食べてもらったら、東京の人もホヤを食べるようになるんじゃないかなと思いました。またスケジュールがあえば参加したいと思います、宜しくお願いします。 Tさん

他にもご意見、感想頂いています。

皆様、お疲れさまでした、またお会いしましょう。                          完