稚児祈祷のお手伝いを終え、高倉荘に戻ります、宿の夕食時、南三陸ワイナリーさん、年内のボラティアについて、打合せの報告をしました。「ワイナリーさんは年間の作業スケジュールをだして下さるので、その内容にそって活動の企画を行う、年内はクリスマスに向け、再訪しコロナ前と同様(感染対策を徹底し、感染状況によって変更も有る)にクリスマスイベントを行う」

夕食、昨晩よりすこしあっさり系、助かります。煮物、ホヤの天ぷら、お刺身も美味。

さて、最終日、今日は阿部民子さんの工房、大川小学校を訪問し帰路につきます。

阿部民子さんがSDGアワード2022東北に於いて大賞を受賞しました。パチパチパチパチ!!

震災後、海産物の加工販売を始め、「女だてらに」とそしられ、「どうせ長続きしないよ」と冷ややかな目で見られ、それでも地元の良さを伝えよう、少しでも雇用につなげよう、という信念をもって事業を続けた結果、地元でも認められた事業家となり、この度はSGGs活動を認められ大賞をとるに至りました・・これ継続の賜物です。

発表後の受賞の様子

一次産業はもともと循環型の産業、それに加えて綺麗な海を守り、ジェンダー平等のもと女性の雇用を促進し等々が認められた結果ですね、近頃SDGsを標榜し、各企業さんがそれをアピールしてますが、所詮自社の評価を上げるためのアピール、小さいけれど、自然とそれが出来ているたみ子の海パックは凄い。

喜ばしい事柄に、僅かばかりですが応援してきてよかったな、と思う私達でした。さあ、10月から牡蠣の解禁です、みんなで戸倉の美味しい牡蠣を頂きましょう。                              *たみ子さん曰く、これからの街の為にはもっと多くの県外からの移住者が必要です、新しいアイディア、活力が必要とのことでした。

戸倉のたみ子さん工房を後に私達は大川小学校に向かいます。

小学校でお子様を亡くされた、遺族の方々の「想い」です。

震災遺構(大川小学校は震災後、命留めた、在校生の想いが叶い、震災遺構となりました)

献花台で、お花を手向けます。(お線香台は安全性を考え今はありません)

震災当時のことがわかる伝承館(無料です)

さて、私達は帰路につきます、心配された台風の影響もなく(福島~茨城間で大雨でいたが)無事東京に到着しました。

追記

畠山克則さんがおじいちゃんになりました、震災時、気仙沼水産高校(現向洋高校)の生徒で、津波から必死で逃れた長男のY君、今はお父さんになりました。

私達にとっては親戚のような方々、嬉しい出来事です。

畠山家にたちより、互いの近況を報告、ずっとお会いしていなかった気がしません。

河北新報に掲載されたたみ子さんの記事

志津川湾、戸倉の海は穏やかでした。

ハマーレ歌津に植樹したもみの木はすくすく育ち、約1.5mほど空に近づきました、今回は立会いの下、I大工さんにベンチの修繕をして頂きました。

もみの木は、今年のクリスマスでも活躍してくれるはずです。

告知

南三陸町では町内に移住される方々を求めています、興味がある方は団体迄ご連絡ください。 info@fellows-will.jp