南三陸支援:新春オンラインツアーを開催致しました。

2022年1月30日、オンラインにて南三陸と現地に想いをもつ参加者さんをZOOMで繋ぎ、「繋がっているよ」とのメッセージを発信することができました、コロナの収束はオミクロンの出現で、未だ先になりそうです、そのような中で、活動の継続はZOOMでのオンラインツアーや支援販売等と限定されるものとなっていますが、引き続き今年も試行錯誤しながら、想いを届けます。

今回は南三陸町歌津地区泊浜にある民宿「高倉荘」や泊浜漁港を舞台に、高倉荘のご家族と参加者を繋ぎ、高倉荘で作って頂いた、お弁当を頬張りながら今の南三陸を感じて頂く企画としました。

三重・名古屋はじめ関東含めたオンライン参加者11名、美味しいお弁当のみのご注文が10名、総勢で21名の方々が、支援並びにオンラインツアーに参加して下さいました。

写真(あら汁以外)は送られてきたお弁当です、あら汁は現地で今旬の鱈で出汁をとりと白子を入れ作りました。

つぶ貝のおこわ

定番のあんころ餅

メカブの酢の物

煮魚・・・これ全部、高倉荘のお父さんお手製、それを各家庭に冷凍でお届けします、贅沢な贅沢なお弁当です、鱈のすり身のさつま揚げ等、一品一品が珍しく、地元料理満載のお弁当でした。お品書きや高倉荘の娘さん手作りのお土産も付いてるんです。

参加者お一人お一人に一枚、ホタテ貝を使った、可愛いお土産を夜なべして作って下さいました。

コロナ禍も二年以上に渉り、収束するどころか、過去最高の感染者数を更新し続けています、この影響は南三陸町にも影響を与えており、養殖もの、魚等の漁協への出荷量や単価も下がり、訪れる観光客も減り、三密を避けるようにこれまであった宴会も減り、暗い影が忍び寄っているようです、街の人からは「これまで聞いたことのない貧困という事実が現実となってきた」との声も聞かれます。

そのような環境のなかで、本当に微力ではあるけども、少しでも何かできないかとの想いが強くなっています。

泊浜に防潮堤ができました、写真の扉は自動開閉、港までの道路に設置されています、地域に流れ込んでくる津波を人力ではなく自動で閉まる仕組みで防ぎます。*震災の時、消防の方々が、港や海岸に設置された水門を閉める作業にあたり、多くの命が失われました。

寒いけど穏やかな泊浜漁港、南三陸町はラムサール条約に登録し、自然を大事に維持しています、この海でしか見られない珍しい鳥「コクガン」がこの環境を楽しんでいます。

泊浜漁港の船着き場、いまは静かですが、まもなくワカメの刈り取りがはじまり、港は活気づきます。

宿と港をバックにオンラインは続きます、当日、現地は寒く、オンライン中、雪が舞うほどでした、肌で感じることは出来ませんでしたが、充分味わうことができました。外に出て現地の説明をして下さった、高倉荘のお父さん、運転をして下さった、娘さん、いろいろサポートしてくれた、fellowM.Iさん、有難うございました。

約2時間のオンラインイベントが終了し「また会おうね、元気でね」と手を振ります。

PS:高倉荘のお父さん、総務大臣から表彰されたそう、18年間地元の行政相談員としてボランティアをされていたようです、無償の行為はなかなかできるものではありません、とかくお金にならないものには冷たい世の中ですが、この行為はお金では買えない価値があります。

私達も先達のお父さんを目標に、活動を続けていきます。                      完