2026年5月 南三陸漁業支援ボランティアツアー③

漁師H.Yさん作業場の傍らにあるお庭。草花を育てるのがとてもお好きなH.Yさん、この時期に訪れると沢山の花が見事に咲き誇り、本当に綺麗なのです。

「炊き出し体験」の後片付けを終了し、午後からはそのまま二班に分かれてワカメ収穫作業のお手伝いに移ります。

午前中の炊き出し準備班は、漁師H.Kさんの作業場にて塩蔵ワカメの「袋詰め」作業。海から刈り取ってきたワカメは港に揚げた直後に茹で上げ・冷却・水洗い、飽和食塩水による塩もみ・脱水、それを芯抜き・選別した後に袋詰めして出荷されます。これら様々な工程を経て出来上がった塩蔵ワカメを一つ一つ丁寧に計量し、袋に詰め込んでシーリングするのが袋詰め作業です。塩蔵ワカメの工程において機械化されているのはごく一部、殆どが手作業なのです。私達のツアーでは、初心者でも簡単に作業できる袋詰めの作業を震災直後からずっとお手伝いさせていただいております。

漁師H.Yさんの作業班は午後も継続しましたが、午前中で大半が終わっていたようで、あっさり終了しました。H.Yさんの愛犬は賢くてお庭に放しても全く動じず、誰にでも懐いてくるので私達のツアーでも大人気なのです。その愛犬の散歩を兼ねて、私達はH.Yさんの案内により寄木漁港を見学することにしました。

南三陸町歌津にある寄木漁港には震災当時、およそ18~20mの津波が押し寄せたと言われています。震災前は漁港から離れていても海が見えたのですが、現在は復興事業により防潮堤と水門が建てられ、海を見ることが出来なくなってしまいました。防潮堤の天辺から眺めた景色は建物の3-4階とほぼ同じ。数十年あるいは数百年先の未来、東日本大震災と同じ規模の津波が来ると想定され、北は青森県から南は千葉県に至るまでの太平洋沿岸に建設された防潮堤。果たしてその時、この防潮堤と水門は、寄木地区の住民を守ってくれるのでしょうか。

寄木漁港の見学を終えた後、お隣の漁師さんのところで塩蔵ワカメの「芯抜き」作業を行っていると聞き、ご厚意により見学させていただきました。熟練の技によって、ワカメの茎と葉がスルスル~っと外されていく、その光景に参加者さんの熱い視線が注がれています。商品価値に関わる作業なので、私達スタッフも簡単にはお手伝い出来ない作業です。

一連の見学を終えた後、少し早いですが寄木地区での活動は一旦終了となりました。

夕方少し早い時間帯だったので、バスに乗車しながら南三陸町内を案内し、志津川地区にある「南三陸ワイナリー」へ立寄りました。ここ最近は10月の三連休にワイナリー支援ボランティアツアーを開催しており、またツアーを検討したいと考えております。

高倉荘に到着したのも、いつもより少々早めの時間帯。これから待っている豪華な夕食の前に、散歩がてら高倉荘からほど近い泊浜漁港も案内しました。実はこの泊浜漁港、参加者の多くが南三陸町の美しい日の出を見るため「早朝」散歩したときに立ち寄ることはあるものの、「日中」の時間帯に参加者を案内するのは極めて希なケースでした。

「私は早起きが苦手で、早朝に散歩することはなかった。何回かツアーに参加しているが、今回初めて泊浜漁港を散歩できて嬉しかった。」

後々リピーターの方がこう仰ってくれました。ツアーを主催する側として思いがけない「気づき」となり、大変参考になりました。ありがとうございます。

2日目の夕飯、いつもどおり豪華です!

明日午前中も作業がありますので、たくさん食べて早めに就寝しましょう。明日もどうぞよろしくお願いいたします。

3日目につづく。

おまけ

集合写真の予行演習?(2日目に撮影)

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