川崎汽船株式会社 新入社員研修ボランティア・ツアー③
翌日も朝8時に宿泊先を出発し、ボランティア・センターへ移動します。
本日は歌津地区の馬場にある山林の瓦礫撤去作業です。
震災以降、未だに手つかずの状態のところだそうです。
山林の真下にあった1軒の住宅の瓦礫が、
その山林の中腹まで押し流されたとの事です。
破れたビニールや材木、船の残骸の一部、
そしてかつて愛用されていたであろう日用品が次々と集められます。
少し日差しが強くなったせいか、額に汗を滲みます。
昨夜の疲れも残っているでしょうに、
皆さん、精力的に作業に取り組んでいます。
※撮影が出来ない状況でしたので作業風景の画像はありません
時間となり、本日の作業は終了です。
宿泊先に戻り、夕食後に友好育成の第3弾スタートです(笑)
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翌日は作業がないので、ゆっくりめの朝食です。
朝食までの時間、朝もやの中の散歩を楽しみました。
この地では靄(ガス)の事を『山おろし』と呼ぶそうで、
この『山おろし』が“作物に恵みをもたらす”と言われているそうです。
途中、水滴を沢山つけたクモの巣を見つけました。
まるで宝石を散りばめた様ですね。
歌津半島のさき、尾崎には源義経縁の尾崎神社があります。
宿泊先から徒歩15分程。断崖絶壁の頂きにあります。
「2011年2月吉日竣工」と書かれた鳥居にはヒビが入ったままです。
岸壁から見下ろすと相当な高さであることが分かります。
ふと見ると何やら白いものが点々と一定の高さに散らばっています。
どうも発泡スチロールの破片の様です。
津波の先頭を切って流れてきたのでしょうか。
多分この地で見た最大の波高痕ではないかと思います。
宿泊先を後にして
皆さんに中山の漁師Sさんをご紹介し、戸倉地区へ移動します。
高台にある戸倉中学校の土手に登り、今は更地になった風景を見下ろしながら、
当時の状況を説明する時、鳥肌が立つのが分かります。
自然とは畏敬であり、恐怖になりえるのでしょう。
この後はさんさん商店街へ移動です。
続く。