南三陸町内ではサイレンが鳴り響き、避難勧告が発令され、

多くの方々が高台へ避難しました。

(後日、当時に比べ警報やサイレンが良く聞こえ、理解されたとの報道がありました)

ベイサイドアリーナの前にある災害ボランティアセンターでは

津波の襲来に備え、食料品の準備・お米の確認が行われていたようです。

多くの方々がベイサイドアリーナに集まっていました。

 

 

 

 

 

 

緊張感が漂う中、19時過ぎに避難勧告は解除され、

避難していた方々はご自宅や会社、そして目的地へ各々移動を始めました。

町は一気に大渋滞となりました。

 

翌日の朝6時。

13回ツアー29     

 

 

 

 

 

 

 

表は真っ白の雪景色。

さんさん館の食堂の明かりが暖かいぬくもりを感じさせます。

 

昨日の地震と今朝の雪の為、作業の当日確認を急ぎます。

ワカメは真水が嫌いで、おまけに雪で海は荒れていると思います。

寄木の漁師Hさんに確認の電話。

「お~大丈夫だよ。海岸も確認したし、3か所に分散になるけど時間通りやりましょう。」

Hさんののんびりした声に安堵し、現地へ向け出発です。

13回ツアー30

 

 

 

 

 

 

現地に到着後、参加者さんに3班に分かれてもらいます。

1班はHさん作業小屋にて海鞘ロープの整理作業。

2班はMさん宅で仮設住宅の玄関作成に使用した材木の片づけ作業。

3班はH②さん(ややこしくてすみません;;;)の

津波で流された家屋の瓦礫泥出し作業(まだまだ重機は入ってきません)です。

 

万が一の場合を考慮し、

Hさんと事前に避難経路の確認を行った上で、作業を開始します。

因みにMさん宅は高台にあります。

 

海鞘用ロープについた“しゅーり貝”の除去作業中の1班。

13回ツアー32

 

 

 

 

 

 

 

 

高台まで人力で材木を運搬する、THE・力仕事の2班。

13回ツアー33 

 

 

 

 

 

 

 

流失家屋の土台にたまった泥出しをする3班。

13回ツアー34 

 

 

 

 

 

 

帰り際にHさんより差し入れがありました。

「寒がったべ。これでも飲んで温まってけろ。」

13回ツアー34 

 

 

 

 

 

 

 

早速、夕食時に皆さんで美味しく頂きました。

Hさん、いつもお心遣い下さり有り難うございます。

御馳走様でした。

 

続く。