風邪を引いている間に11月になってしまいました。

今年もあと2ヶ月なんですねぇ…。本当に早いものです。

では、第11回ボランティア・ツアー報告の続きです。

 

南三陸町防災庁舎前で語り部ガイドさんと待ち合わせです。

今回の語り部ガイドは後藤一磨さんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ご挨拶の後、早速ガイド開始です。

 

 

 

 

 

 

 

震災から1年と7カ月。

南三陸町を含め、被災地では

津波の爪痕を色濃く残した建物がどんどん解体されています。

解体作業は復興の第一歩でもあるので、

もちろん喜ばしい事ではあるのですが、

反面、ここで起こった悲劇や事実を伝えづらくなっている事も否めません。

語り部の方達がどれほど熱心で具体的であっても

今の記録媒体がいかに優れていても

そこにある“現実”が訴えかける無言の説得力には到底敵わない気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

因みに、

今回語り部を務めて頂いた後藤さんは

防災庁舎を“物言わぬ語り部”であると仰います。

 

 

 

 

 

 

 

 

全てが解体される前に

1人でも多くの人達にこの“現実”に触れてもらい、

全身で感じて欲しいと願います。

 

 

志津川地区の防災庁舎を後にし、戸倉地区に移動です。

20mほどの高台に建つこの戸倉中学校でさえ、津波の被害を免れませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

※正面扉は未だに板が貼られた状態です。

 

 

 

 

 

 

右側に写っているのは体育館です。

一部色が違うのは津波で流された家がぶつかり、補修した為です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学校横の土手に上り、後藤さんから説明を受ける参加者の皆さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎の時計は今もあの日の時間のまま止まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

校舎正面、今駐車場になっているこの場所では

当時瓦礫を巻き込んだ津波で渦が巻いていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

以前は体育館へ繋がっていた通路も今は折れ曲がり崩れたままです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸倉地区から再び志津川地区を回り、

今回の宿泊先であるさんさん館へ向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

さんさん館到着です。

 

 

 

 

 

 

 

 

震災体験の講和はこちらで行います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余り関係ありませんが、

後藤さんは教壇が本当に良くお似合いです。

 

続きます。