第60回フェローズウィルボランティアツアー 歌津夏祭り ①

今年で三回目になる、南三陸:伊里前復幸商店街、初めて花火を観た翌年から早や三年が経ちました。忘れない、忘れさせない事を想いとし寄り添う心を持ち続けています。被災地の景観が変わるように、支援する方々の数も減り、過去に追いやられようとしている今、被災地ではまだまだ私たちに求めれられる活動があること、そしてどこかで又起こりえる災害への警鐘を鳴らすためにも声をだし、伝えていきたいと思っています。

さて、8月6日東京鍛冶橋駐車場から初めてボランティアに参加する方々も含めバスは被災地に向け出発しました、福島の被災地を視察し、南三陸伊里前復幸商店街へと向かいます。IMG_7534スタッフKさん、Iさん 総勢22名の活動の開始です。IMG_7535最初に立ち寄るのは広野ICで降りた沿岸部です、相変わらず黒いトン袋が増えているだけの光景を車窓から見て頂き、知っている現実と、知らない現実を感じて頂きます。IMG_7725(写真は昨年の富岡駅前の光景です)IMG_7539被災した家屋や流されたままの車は取り壊され、粉砕され黒い袋に入れられ、積み上げられます。IMG_7540少しだけ残る被災家屋が震災を物語ってくれます。IMG_7541駅前の大きな日本家屋だけがでんと残っています。「壊されてなるものか!!」聞こえない声が伝わってきます。人の手によって震災やその後の原発被害の実態が消し去られようとしています。FullSizeRender6線路があった場所です、駅も延びていた線路も撤去され、更地になりつつある富岡駅付近、此処にはいったい何があったの?    線路は東京に繋がっていました。

富岡駅を後にして、双葉~大熊~浪江町を通り過ぎ、南相馬鹿島SAで短めの昼食タイムです。IMG_7551

暑い暑い夏祭りになりそうな天気です。バスは南三陸へと直行し、祭りの準備作業に入ります。IMG_7563ポスト君(伊里前にあった郵便ポストが津波で流され、数千キロ海を漂って沖縄に漂着し、そのポストが町に戻って来たんです)を乗せる軽トラを飾るお花の作成。IMG_7556幟を立て、明日の準備IMG_7567幟は商店街の方々と一緒につくります。IMG_7554あとは明日の天気を待つだけです、宿泊先の静観荘で遅めの夕食、作業を終えてお腹はペコペコです。ウニ、ホヤ、刺し身等々、、沢山召し上がれ!!IMG_7706 食事の後はお花つくりの続きです。IMG_7572OLYMPUS DIGITAL CAMERA明日の本番に備え、ゆっくり休みましょう!!IMG_7574歌津ロッジで迎える朝、いつものようにコーヒーを頂き、花に見送られて活動を開始します。IMG_7575

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バスに乗り込み、暑い暑い夏祭りの始まりです。IMG_7578続く