フェローズ・ウィル第58回南三陸ボランティア活動  その2 植樹日和の一日が始りました。さんさん館を出発し寄木で熊本から送られてきた苗木を確認、泊浜へと向かいます。暑い暑い一日を前に作業の諸注意や段取りの説明をします。IMG_1567さあ、出発!! 泊浜金比羅丸の作業小屋近辺で植樹開始!!KIMG0832 漁師高橋直哉さんは「ブルーツーリズム」や「通販事業」等積極的に前にむいて頑張っている方です。http://konpiramaru.main.jp/KIMG0834網や道具が置いてある所に向かう道路沿いに約20本のハマナスを植えていきます。KIMG0835KIMG0836

写真上 スタッフKさん、下参加者M・hさん(昨年も参加して下さいました)KIMG0840目の前は海、瓦礫と土と石ころだらけの地面ですが、ハマナスがしっかり根付いてくれることを祈って汗をかきます。KIMG0841昨日参加者さん皆で作ったプレートを地面に差し込んで・・・IMG_1568周りの草取りをして・・・約2時間かけて終了IMG_1578金比羅丸の高橋直哉さんと休憩談義(写真左帽子姿)近くにある海水浴場(地盤沈下、防潮堤工事でもうありませんが)では沢山のハマナスが咲いていたそうです、又沢山咲いてくれると良いですね。IMG_1600次はいつも活動でお世話になっている、地区自治会長宅の道路に面した場所にハマナス植えました。「ハマナスの実は小さいころよく食べたもんだよ」とお父さん。IMG_1596風で倒れないように苗木の周りをしっかり押さえます。写真は参加者S・Fさん

泊浜での作業を終え、これから寄木地区へ向かいます。IMG_0672IMG_0674お弁当のお共は獲れたてのホヤと蒸し牡蠣です。毎回ですが初めて見るホヤに皆驚きです!!下関から韓国に出荷されているときはこのホヤも大事な収入源でしたが、現在は放射能の風評で韓国への輸出停止状態が続いています・・・・早く再開になれ!!ここまで原発汚染の問題はあるのです。

歌津にある平成の森集会所ではまだ高台に引っ越せない爺ちゃん、婆ちゃんが沢山お住まいで、そこで行われているエステ美容活動も大盛り上がりでした。(写真は助成金で購入したベットで寛ぐ婆ちゃん)IMG_0762

午後からは港近くの作業小屋近辺での植樹を行いました、昨年植えたロウバイ、ミツマタ、レンギョウも概ね元気に育っています。 IMG_1606初めてこの地に来られる方はこの辺り一帯に住宅があったとはなかなか想像できません。漁師さんから話を聞き、DVD等を観ることによってやっと点と点がつながるようです。写真中は漁師Y・Hさん両脇は山形からさんかのH・Wさん、T・Mさんです。IMG_1608こちらは、T・Tさん宅での宿樹IMG_1624ちゃんと腐葉土と培養土を用意して待っていてくれました。写真左が漁師T・Tさん IMG_1627KIMG0856H家作業場付近は爺ちゃんも参加の植樹です。

暑い一日を終え、伊里前にある歌津大橋跡に向かいます、5年3か月の活動は私達にとってあっという間のことでしたが、被災地では長く厳しい時であり、それ以外の所では平常へと戻る時であったように感じます。被災地の方々もこの状態が当たり前の日常となり、それ以外の所では移ろう情報や現実が「あの時」を忘れさせようとしています。IMG_1632「人は忘れる動物だけど忘れて良いこともあるんだよ」この地の方の言葉ですが、重いものを感じます。私たち「よそ者」は忘れさせない術と忘れない自分を想い巡らせます。何故なら全てが変わってしまう町があり、平凡な以前の暮らしを取り戻そうとしている人たちがいる限り、寄り添っていくことが必要で・・・それは人として生きる上で必要なことだと感じるからなのです。IMG_1639夕食を楽しみ、先ほど伺った歌津大橋跡の3.11映像を観賞します。IMG_1641沢山の参加者さんがいるときも、参加者さんが少ないときもこのDVD観賞による防災啓蒙は継続します。

ゆっくり休んで翌日の活動に備えます。                          続く